連日の寒さほどほどに、やっと春らしい陽気になってきましたね
暖かく
なってくると、病院は春の検診や予防接種で賑わってきます
日々個性豊かな子達に出会え、とても楽しい毎日を送っています
そういえば、先日はフェネックギツネが来院されました
フェネックと言えば、私は動物園
でしか見たことがなく、とても近くでみることができちょっと嬉しかったです
色々大変なこともありますが、こういう風に様々な動物たちと触れ合えるのも獣医のいいところですね
院長に「新米獣医が何を言う」、と怒られてしまいそうですが(笑
さて、最近の私はといいますと、麻酔モニタリングの勉強をしています。
前置きとして言わせて頂きます。
麻酔をかけることは大変危険な行為です。
「麻酔ってただ寝てるだけじゃないの?」と思う方もいらっしゃると思います。
しかし麻酔は強制的に動物たちの意識を失くすため、寝るのとは違い、呼吸や心臓の拍動が抑制されたり、血圧や体温が下がったりと、生命を脅かす危険なことが多々生じます。
つまり麻酔をかけたら、いつの間にか「眠るように死んでいる」ことだってあり得るわけです。
しかしながら、外科手術を行う上で必ず麻酔は必要になってきます。
そこで登場するのが麻酔モニタリングです。
麻酔モニタリングとは、麻酔をかけている患者様の体の状態を ↓ のような装置を用いて計測することを言います。
この装置は、心電図や脈拍、SpO2、ETCO2、血圧、麻酔濃度など、聞きなれない言葉も多いですが様々な項目を測定することが出来ます。
簡単にいうと、
心臓がちゃんと動いてるか?呼吸もしっかりしているか?ということが確認できる装置です。とても優秀な子です。
こういった装置で動物たちの体を監視することにより初めて、
安全に麻酔を行うことが出来るようになります。
皆様に少しでも安全な麻酔を提供できるよう、麻酔モニタリングに日々努めて参りますので、宜しくお願い致します。
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