トリヒゼンダニは鳥一般に感染する外部寄生虫です。
嘴や脚に感染します。
罹患鳥は嘴や脚を痒がり、止まり木などにこすりつけ、出血するケースもあります。
嘴の深部までトリヒゼンダニが感染した場合、慢性的に嘴が伸びすぎる状態(過長症)まで至ります。
写真はトリヒゼンダニに罹患したセキセイインコです。
嘴と脚の表面がボロボロになっているのが、ご理解いただけると思います。
一番下の写真がトリヒゼンダニです。
犬猫に感染するダニと比べてずんぐりして、ダニなのかゴミなのか顕微鏡下で見逃してしまいそうな外貌ですね。
治療は二硫化セレンの塗布、もしくはィベルメクチンの内服です。