こんにちは、獣医師の苅谷です。
もうすぐ梅雨明けを迎えて、学生は夏休みに入る時期になってきましたね。
これからはさらに暑くなってきますので、熱中症に注意が必要ですね。
今回は先日セミナーに参加してきましたので、そのことについてお話します。
今回のセミナ−は横浜で開催されるとのことで、3年ぶりに神奈川県に行くこととなりました。
久々に大学時代を過ごした神奈川だったので天気も快晴ならばよかったのですが、残念ながら雨こそは降らなかったものの参加期間中は曇り空でした。
今回セミナー自体は2日間ありました。
一日目はエキゾチックアニマルに関することや肝臓に関わることを聴講してきました。
二日目はよく見かける皮膚疾患について聴講してきました。
まず一日目です。
エキゾチックアニマルとは基本的に犬・猫以外の小動物のことで当院でも診ることが多いため、今後の治療に利用できる部分がありましたので還元できればと思います。
肝臓に関してはどうしても見た目から症状から病気が分かりづらい臓器で特徴的な症状が出てくる場合はかなり病態が進行していることが多い臓器です。
症状があり、血液検査で肝臓に異常が認められたら画像検査(レントゲンや超音波)と進め、どのように結果をどのように解釈していくべきか、それについてまとめられたので今後に生かしていきたいと思います。
二日目は皮膚に関することについて聴講してきました。
被毛に覆われている動物において皮膚は弱く、多い疾患の一つです。
加えて今の高温多湿の時期になってくると皮膚の表面のバリアが弱くなりやすく、細菌性皮膚炎である膿皮症や痒みがあるアトピー性皮膚炎が悪化しやすいです。
またアトピー性皮膚炎を持っていると皮膚のバリアがもともと弱いため皮膚の感染症(膿皮症など)になりやすいです。
そのため皮膚のバリアを保護してあげるために適切なシャンプーを選択することが重要となってきます。
また、シャンプーのし過ぎにも注意が必要です。
その一つの例が油性脂漏症です。
毛穴からの皮脂の過剰分泌で毛がべとべとなり、臭いが強くなり、痒みが伴います。
その皮脂をとるためにシャンプーを頻回している場合があるのですが、ただシャンプーをしすぎて皮脂を落としすぎると皮膚のバリアが弱くなってしまい逆効果になってしまいます。
そのため、適切なシャンプーの頻度、種類の選択が重要となってきます。
といった内容を学んできましたので、今後還元できるようにしていきたいです。
最後に今回神奈川に行ったことで大学時代の同窓生と近況などについて話したりして、刺激になったり、物の見方の角度を少し変わってみたりできました。
今後も気を引き締めて頑張っていこうとそう思った今回のセミナーでした。
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