こんにちは、新米獣医師の苅谷です。
夏の高校野球の各県の代表も続々と決まり、もうすぐ熱い夏の甲子園が始まりますね。
例年数々のドラマが生まれていますので、今年も待ち遠しいです。
さて前回は分子標的薬についてと小難しい内容でしたので、今回は自身が経験したアメリカンモモンガの保定についてお話します。
この保定、診察を行う上では医療技術よりももっとも重要な部分となります。
この保定ができていないと動物はジッとしていてくれないので、診療も治療もままなりません。
今回、私はアメリカンモモンガの保定にチャレンジしてみました。
まず咬まれることに少し怯えながら、ゲージの中のいるアメリカンモモンガを捕まえようとするのですが・・・
彼の動きが素早く、ゲージの隅から隅へ逃げられてしまいました。
また彼に一瞬の隙をつかれてしまい、手と入口の間から外に逃げられてしまい、スタッフ一同で捕獲するという事態になってしまいました
素早い上に小さく、診察室と空間が広がったので捕まえるのも更に難しくなってしまいました。
やっとのことで捕まえることに成功し、保定することになんとか?成功しました。
さてこの保定ができてからが診療の本番です。
爪切りや聴診、げっ歯類であるアメリカンモモンガでは歯の調整を行います。
特に爪切りや歯の調整中に保定が不十分で動いてしまいますと深爪になってしまったり、歯の調整がうまくいかなかったりと上手くいきません。
始めに話した通り、やはり保定はとても重要ですね。
今回、私が保定をする際、不慣れで戸惑っていた為、かなり動物にストレスをかけてしまいました。
今後は、他の事にも言えることですが、作業時間を短縮し、動物へのストレス、負担を軽減できるように精進していきたいと思います。
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